頭・顔の症状

緊張型頭痛

緊張型頭痛

頚肩部の筋緊張による頭痛です

症状と原因

緊張型頭痛は、日常の不良姿勢による筋緊張や、精神的なストレスなどにより、血流が悪くなり、疲労物質が筋肉に蓄積します。

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頚部の筋肉

この疲労物質が神経を刺激することにより、頭痛が発症します。
頭痛の中でも比較的症状は軽く、我慢できない程の痛みを引き起こさないのが特徴です。
にぶい痛み、頭重感が数時間~数日おきに起こる場合と、毎日続く場合とがあります。
多くの場合、首や肩の緊張が強く、目が疲れる、全身の倦怠感などを伴う事も多いようです。

診断と治療

緊張型頭痛の見分け方は、主に発症頻度で診断がされます。
30分~数日間継続する頭の圧迫感や鈍い痛みで、両側が痛みます。
日常生活に支障が出るほどの強い痛みは無く、ズキンズキンといった拍動もありません。
頭痛による吐き気や気分の悪さは無く、光や音に過敏になるといった事もないようです。
頚部を緊張させている原因の姿勢やカラダの使い方を改善し、緊張を取り除く治療を行う事で良くなる事が多い疾患ですが、他の頭痛との分類が難しく、片頭痛や群発性頭痛他、危険因子が含まれていることもあるので原因を探ることが重要です。


治療は、頚部・肩甲骨周辺の筋緊張を取り除く鍼灸治療や筋膜リリースが有効です。

頚部の不良姿勢の改善も必須で、こちらは腰部の姿勢改善から、場合によっては、膝や足首の調整が必要となります。
また、顎関節の噛み合わせや目の使い方などが影響してくることもありますので、頭痛だからといって頭周辺だけを診るのではなく、全身の観察が必要となります。

緊張性頭痛の症例(37歳営業)

20代の頃から頭痛に悩まされてきた。痛みが出ると鎮痛剤を飲み、月に2度マッサージを受けていたがいつも同じ事の繰り返しなので、しっかりと治したいと思い、来院した。

社会人になり、運動不足が続き、長時間のデスクワークや車の運転で姿勢が崩れ、頭痛を引き起こしていたようです。仕事のストレスや喫煙も痛みを増加させる誘引であったようです。
丸く可動域の少なくなった脊椎の治療と、肩甲骨の位置を後方に変える筋肉の調整を行い、3回の治療で日常生活での頭痛は気にならなくなりました。
現在、頭痛再発防止のため、姿勢改善のトレーニングと、禁煙に奮闘中です。

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