頭・顔の症状

東洋医学ホントのチカラ~冬のお悩み一挙解決スペシャル~

東洋医学ホントのチカラ~冬のお悩み一挙解決スペシャル~

一昨年放映され、大反響のあった「NHK東洋医学ホントの力」が新しくなって放送されました。

 

冬に起こりやすいトラブルへの対策をまとめた内容です。

冷え、頭痛、うつ、腹痛などの内容を、東洋医学的な方法で解決する充実した内容でした。

冷え

手足の冷えやお腹、全身など、冷え症といっても様々なタイプがあり、ただ温めればいいというものでもありません。

北里大学東洋医学総合研究所 客員教授の伊藤剛先生に解説いただきました。

冷え症を大きく4つにわけて考えます。

冷えのタイプ 冷えの原因 対処法
下半身の冷えの場合 お尻やふくらはぎの筋肉のコリによる血行不良が原因。いわゆる「冷えのぼせ」の症状を起こすことも。加齢とともに起こりやすい。

お尻の筋肉、梨状筋周辺、ふくらはぎのツボ押しで下半身の血行促進と冷えの改善を狙います。(臀中、胞肓、環跳、築賓)

手足抹消の冷えの場合 食事の量が少ない、運動不足などの生活習慣によって交感神経が過剰に働き、手先足先の血管が収縮して起こる。10~20代の女性に多い。 足のツボのケアで、血行促進と冷えの改善を狙います。足の血行が良くなると、手先の冷えも改善するといいます。(八風、太衝、湧泉)
腰やお腹の冷えの場合 主に交感神経の働きが弱いことが原因で起こる。手足は温かいが、下腹部や二の腕に冷えを感じたりする。お腹を下したりする症状を伴う。 お腹や腰、足のツボをお灸やカイロなどで温めたり、ツボ押しを行い、内臓に関係する自律神経バランスの改善を狙います。(中条流子孕、三陰交、次髎、下髎)
全身の冷えの場合 ストレスや生活習慣の悪化によって、基礎代謝の低下が原因となって起こる。ただし、甲状腺の病気などが潜んでいる可能性もあるので、医療機関で検査が必要。 まずは医療機関で検査

詳しくはこちらから(NHK)

頭痛

頭痛に悩む患者さんは非常に多く、薬を服用してもなかなか改善しない現状です。

筋緊張性頭痛、片頭痛、群発性頭痛と大きく分けて3つありますが、前者2つが鍼灸の適応となります。

番組では、慶応大学病院に勤務する鳥海先生(東京都鍼灸師会理事)が、慶応大での治療方法の実演や、解説を行っていました。

頭が痛いからといって、痛い所だけを刺激するような方法では根本的な改善は見込めません。

鍼灸治療では、「経絡」の概念に基づいて、手足は背中など全身からアプローチをすることで「結果」として起こっている頭痛が起きないようにする治療を行っています。

最近ではファシア(筋膜)の概念も浸透してきており、経絡とファシアの相関性の研究も進んでいます。

転倒

日本における死亡率の中でも高いのは、転倒による関連死。

じつに交通事故死の2倍とのデーターもあります。

転倒を防ぐために様々な方法がとられていますが、番組では、「太極拳」の転倒予防効果に注目がされていました。

およそ400年前、中国・清の時代に生まれたという太極拳ですが、その動きには、全身のツボやツボ同士のネットワーク・経絡(けいらく)を刺激するともいわれており、高い健康効果が期待されています。

ハーバード大学でのパーキンソン氏病の患者さんへの太極拳での介入が驚くような良い結果がでていたり、同じ運動でも、ストレッチと比較して優位に転棟回数が減少することもわかっています。

おなかの不調

便秘、下痢、ガスによる膨満感、腹痛など、おなかの不調は様々です。

番組では、アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の健康法として「舌磨き(タンスクレーパー)」を紹介していました。

舌に溜まった悪玉細菌が、飲み込まれ、胃腸に入ることで不調が起こる。舌を掃除して、悪玉細菌を減らすことで、腸内環境を良く保つことができるという説明でした。

簡単にできそうなので、私も試してみたいと思います。

スポーツ鍼灸

スポーツ選手が鍼灸治療を受けるのは、いまや当たり前の状態となりました。

スポーツ選手の体のケアをする「トレーナー」とよばれる方たちも、鍼灸師の免許を持って活動されている方がかなりの割合でいます。

番組では、陸上男子100mで日本選手初の9秒台を出した桐生祥秀選手がけが予防のために定期的に治療受けている様子や、全日本ジュニア選手権でトリプルアクセルを決めて初優勝を果たしたフギュアスケート選手の河辺愛菜選手がケアを受けている様子、SKE48の舞台裏で活躍する鍼灸師などが紹介されていました。

うつ、精神疾患

最後はうつ病に対する鍼灸治療の紹介です。

番組では、イギリスで行われた大規模な研究を紹介し、鍼灸がうつ病の新たな選択枝となるという兆候を紹介しています。

鍼により、脳の前頭葉への血流量が増加し、脳活動が活発になる事により、うつ症状が改善するとの研究があります。

日本でも、前頭葉や側頭葉への刺鍼によるうつ症状への研究が進んでおり、私も臨床で取り入れています。

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