四肢の症状

【症例報告】橈骨神経麻痺(下垂手)への鍼通電療法

【症例報告】橈骨神経麻痺(下垂手)への鍼通電療法

本記事では、当院で施術を行った橈骨神経麻痺の一症例について、客観的な経過を報告いたします。 ※本報告は同様の効果を保証するものではありません。

1. 来院時の状況

  • 主訴: 手首が挙がらない、指が伸びない(下垂手)。

  • 発症の経緯: 3日前、机に突っ伏して寝てしまい、起床時から動かなくなった。

  • 診断: 整形外科にて橈骨神経麻痺と診断。

  • 初診時評価: 徒手筋力テスト(MMT)1。総指伸筋付近に顕著な圧痛を確認。

2. 施術内容

超音波観察装置(エコー)を用いて、神経の走行および絞扼(圧迫)が疑われる部位を確認しながら施術を行いました。

  • アプローチ:① フローゼのアーケード(回外筋入口部)、総指伸筋、示指伸筋をエコー下で確認し、刺鍼し、低周波通電。②橈骨神経に沿ったファシアリリース(グラストンテクニック)、③上肢のモビライゼーション

  • 手法: 低周波鍼通電では、神経および筋肉への電気刺激により、示指の伸展及び、背屈の運動機能の回復を促しました。

3. 経過

  • 初回施術後: 手首の背屈動作に改善が見られ、MMT3(重力に抗しての運動が可能)まで回復。

  • 2週間後(計3回施術): 指の痺れは僅かに残存するものの、筋力はMMT5(正常)まで回復。日常生活に支障がない状態となりました。

【情報提供】

  • 施術期間・回数: 約2週間・計3回。

  • リスク・副作用: * 刺鍼部位に一時的な内出血や皮下出血が起こる場合があります。

    • 通電により、一時的に筋肉の重だるさ(揉み返しのような症状)を感じる場合があります。

    • 効果には個人差があり、神経の損傷程度によっては回復に時間を要する場合や、完全な回復が困難な場合もあります。

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