「自分で使う治療の道具も治せないようでは患者さんはとても治せない」 私の師匠の教えです。
修業中は毎日の掃除、点検はもちろん、治療機器の修理や院内備品の修理を自分たちで行っていました。
開院にあたり、内装やパンフレット作りなど全て自分でやってみよう! ずっと前からそう心に決めていました。 そしてその初日。 大正時代からの古い物件で何度も補修を繰り返してきたこの物件は、古いだけでなく、色んなところが傾いています。 まずは、壁の補修から。
壁にぬるペンキが他に付かない様にマスキングテープで養生をします。 そして壁用のペンキを院内の壁全面に塗って行きました。 初めてのペンキ塗り。 黄ばんだ壁が真っ白になるのが楽しくて、夢中でローラーとはけを動かしました。
気づいたら夜の9時。 真っ白な壁にうっとりとしてしまいました。
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