腰部・臀部の症状

腰部椎間板ヘルニア

腰部椎間板ヘルニア

ヘルニアの神経刺激によって起こる疾患です

症状と原因

背骨の間にあるみずみずしいクッション。これが椎間板です。この椎間板がやぶれて中に入っている髄核が飛び出した状態を「ヘルニア」と言います。

椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニア

急激な椎間板への負荷によるヘルニアもありますが、多くは不良姿勢や物理的なストレスにより少しずつ亀裂・断裂が起きヘルニアへと繋がっていきます。

椎間板は椎体側から栄養を受けていますので長期に及んで、関節が動かない状態が続くと栄養不良となり、ヘルニアになりやすい状態になります。

ヘルニア自体が神経を圧迫して痛みや痺れを起こす場合もありますが、ヘルニアから放出される物質により神経が刺激されている場合もあります。

急性の場合、3~4ヵ月すると白血球に食べられて自然寛解することもあります。

診断と治療

ヘルニアの患者さんは圧を逃がそうと飛び出した側を凸にして、くの字の姿勢になっている方が多く見受けられます(たまに逆の場合もありますが)。SLR(下肢挙上テスト)陽性、痺れや筋力・知覚低下を伴う事も多いです。これらの身体所見とMRIなどの画像所見を合わせて治療を進めていきます。

治療はヘルニアによって圧迫されている椎間孔部の除圧を中心に行います。グラストンテクニック

過敏になっている神経の興奮を抑え、血流を改善する鍼灸治療や、坐骨神経をスムーズにすべらせるリハビリも重要な治療内容です。

腰椎ヘルニアの症例(32歳会社員)

3週間前にくしゃみをした後から足が痺れだし、神経根ブロック注射や痛みどめの治療を行い、少しは楽になったが知人の勧めで来院した。

通常歩行は可能だが、体がくの字に傾いて長く立っているのがつらそうな状態でした。ヘルニア部を除圧する整体治療を行いその後、坐骨神経の興奮を抑える鍼灸治療を行いました。3回の治療で真直ぐに立てるようになり痛み止めなしで生活をされています。

殆どのヘルニアは保存療法が有効です。我慢しないで近くの専門家にご相談下さい。

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