
鍼灸治療は免疫機能を高めるというのは周知の事実ですが、週末に開催された学会での発表が印象的でした。
宝塚医療大学の中村辰三教授が講演の中で、開発した電子温灸器(N灸)を使用して、4穴のつぼに週2回で2週間施灸をしたところ、
- 白血球数23%
- 好中球数39%
- リンパ球5%
増加したという研究結果を発表されていました。
この電子温灸器(N灸)は通常の電子温灸器とは違い、微小な火傷をつくる機器で、鍼灸院で行う透熱灸のような効果が得られる機器です。
我々鍼灸師は普段お灸を行ていますが、透熱灸のような火傷を伴うお灸は敬遠されるので、実施しない院が増えています(当院は行いますが)。そして、温めるだけの温灸が多く実施されているようです。
これでは本当のお灸の効果は得られないと中村先生がN灸を開発されたのですが、実際使ってみると少しチクっとするくらいで、これならお灸を怖がる方や子供にも使用できそうと、早速購入させていただきました。
これから使っていくのが楽しみです。
我々鍼灸師を支えていただく研究者や医療機器メーカーさまには本当に感謝しています。ありがとうございます!
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