「ストレッチをしましょう!」「ストレッチは大事です!」よく聞く言葉ですが、なぜ必要なのでしょうか?そしてどういった事がカラダで起こるのでしょうか?
柔軟性
ストレッチは筋肉や関節を伸ばし、カラダの柔軟性を高める運動です。筋肉の繊維はそうめんの束のような構造になっており、繊維と繊維が交差してピストン運動をすることで筋肉が伸びたり縮んだりします。筋肉には伸びる、縮まる事を察知する受容器があります。「これ以上伸ばすと壊れてしまう!」と受容器が判断してどれだけ伸びるかが決まるのですが、毎日、長期間伸びる刺激を与え続ける事で、「筋肉が壊れてしまうから、もっと伸びるように作り変えよう」と判断され、柔軟性の高い筋肉に作り替えられるのです。
血液循環の改善
ストレッチは血流循環を増やし、皮膚や筋の温度を上げる作用があります。循環が改善される事で、痛みの物質が減少したり、体温が上がることで痛みの緩和や怪我の予防、パフォーマンスアップに繋がります。
姿勢、動きが良くなる
筋肉の硬さは姿勢の崩れや動きの悪さに影響を及ぼします。肩前面が固くなることで猫背、ストレートネック、肩こりなどが起き、おしりや太腿が硬くなることで腰や膝が曲がったり、歩き方などにも影響が出ます。目的を明確にしたストレッチをオススメします。
リラクゼーション効果
ストレッチをすると心拍数が下がり、副交感神経有位となることが知られています。運動後や睡眠前のリラクゼーションとして、血圧低下、動脈硬化予防など生活習慣改善にも取り入れたいですね。
効率的なストレッチ方法は?
ストレッチはリラックスして根気よく行うことが大切です。痛みや緊張を伴うストレッチは効率が悪く、痛気持ちいいくらいの刺激で2~30秒くらいを2~3セットゆっくりと呼吸をしながら行います。自分の伸ばしやすい筋肉のストレッチばかり行うと関節の不安定感が出てしまいますので固い筋肉を探して伸ばしましょう。2~3ヶ月くらい継続すると誰でも効果を実感できると思います。ストレッチの前にお風呂や軽い有酸素運動などで筋肉を温めたり、ボールやフォームローラーなどで刺激を加えるとより効果的なストレッチが行えます。
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