トレーニング

はじめの一歩通信vol24口呼吸と鼻呼吸〜

口呼吸と鼻呼吸

 人は1日3万回弱の呼吸をしているそうです。

その呼吸を鼻でするか、口でするかでは大きな違いがあります。

口呼吸の人にはこんなデメリットが考えられます。

  • 鼻づまりがある
  • 朝起きると口が乾いている
  • 風邪や病気になりやすい
  • 口臭、虫歯、歯周病に悩まされる
  •  歯並びが悪い
  • 顔が垂れてくる
  • 猫背、姿勢が悪い
  • 口がポカンと空いてしまう
  • いびき、睡眠時の無呼吸

 鼻で呼吸することで、病原菌のブロックや正常な唾液の分泌、酸素吸収量の増加、良質な睡眠などの恩恵があり、口呼吸と比べ健康に差が出ると言えそうです。

一説には、鼻呼吸は脳への刺激が大きい事から学習能力の向上や認知症予防に役立つといった記事もあります。

 では、どうすれば鼻呼吸になれるのでしょうか?

まずは、花粉症や鼻炎などの鼻づまりへの対策が必要です。

耳鼻科の先生に相談したり、我々鍼灸院でも治療可能です。

 次に姿勢です。

頭蓋骨が重心上にあり顎の筋肉が正常に働く状態
頭蓋骨が重心上にあり顎の筋肉が正常に働く状態

背中を丸めてスマホをみたり、パソコン、テレビを見ていると上顎と下顎の位置関係が変わり、口が緩みやすくなります。

うつむきになっていると上顎が前にでてきます。

頭蓋骨が前方に傾き下顎が後方に引かれた状態
頭蓋骨が前方に傾き下顎が後方に引かれた状態

背中を丸め、顔だけを正面に向けると下顎がでてきます。

頭蓋骨が後方に傾き下顎が前方に突出した状態
頭蓋骨が後方に傾き下顎が前方に突出した状態

この姿勢を続けることで口を閉める筋肉が正常に働かなくなり、口が開きやすくなってしまうのです。

一見関係のなさそうな呼吸と姿勢もこのように密接な関係があるのです。

 緩んでしまった口周辺の筋力を取り戻す方法として有名なのが「あいうべ体操」というのがあります。

他にも硬い食べ物を常食する、腹式呼吸の練習、顎関節のトレーニングなどが有効です。

「鼻の通り」「姿勢」「顔の筋肉」を改善し、意識的に鼻呼吸に切り替えましょう。

あいうべ体操

あいうべ体操は歯科医の先生が口腔ケアの一環として開発した体操です。

普段使わない口周囲の筋肉を訓練することで顎の位置を安定させ、口呼吸の改善、咀嚼機能や発生機能の改善に役立ちます。

1日30セットをまいにち続けましょう!

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