今回は、靴についてのお話です。
「足のアーチが大事だ」「足の異常があると膝、腰、肩など色んなところが痛くなる」という事は何度も述べてきました。そして足を安定させ、土台から治して行く方法もお伝えしています。そこで今回は毎日履いている「靴」を見直していきたいと思います。
皆さんは靴はどのような基準で選んでいますか?デザイン?機能性?価格?。どれも大事な要素だと思いますが、いちばん重要視して頂きたいのは「機能性」であり、サイズと安定性は外せないポイントです。
サイズ
皆さんは自分の足のサイズをご存知ですか?靴を合わせる時には、「足の長さ」「横幅」「周囲」「指の形」などを測ります。
同じ26cmの靴でも、メーカーやシリーズによってサイズやフィット感が異なりますし、横幅の広い方、左右の長さの違う方など個別の対応が必要です。
また、親指が長い、人差し指が長いなどの指の形でも選ぶ靴は変わってきます。
安定性
靴には歩行時の衝撃を和らげ、上手く推進力に変えて行く「安定性」が求められます。
1つ目はカカトの骨(踵骨)を安定させる「ヒールカップ」。靴のカカトを摘んだり押した押してみて、潰れない、曲がらない硬いヒールカップの入った靴を選びましょう。
2つ目は靴の底に入っている「シャンク」という部分がしっかりしている事です。爪先を強く押して、MP関節部分(足の前3分の1)だけが曲がるもの、靴を捻ってみて後ろ3分の2が捻れないものを選びましょう。
歩行時には、片足に全体重が乗り、主に足首がその衝撃を吸収すると言われています。いかに負荷の少ない角度で接地し、踏み出すかが足や膝への負担を減らす事に繋がり、その為にも、靴の役割は非常に大きいと言えます。
靴屋さんに行ったら、まずは
- 踵を摘む
- 靴底を捻る
- 合ったサイズ(縦・横)
- デザイン
の順番でお気に入りを探してみましょう。
靴と一緒にインソールの使用もお勧めですします。
記事へのコメント