はじめの一歩通信Vol16を発刊しました。
自律神経を鍛えて豊かな人生を!
私たちのカラダには、自分の意思と関係なく24時間働き、心身の調整をしてくれる「自律神経」が備わっています。
活動をする時には「交感神経」が、休息の時には「副交感神経」が優位に働いています。
この両者がバランス良く働いているとき、私たちのカラダは健康な状態に保たれています。
しかし、過剰な仕事や人間関係によるストレスがかかりすぎると「交感神経優位」となり、ゴロゴロ寝て食べての状態が続くと「副交感神経優位」の状態となり、自律神経のバランスを崩すことになるのです。
「最近、交感神経過剰だから、リラックスをして副交感神経を高めよう」
確かに理屈に合った正しい考え方といえるでしょう。しかし、交感神経は悪者ではありません。
単に、交感神経過剰を恐れて活動を制限するのではなく、どんな活動にも耐えうる自律神経の「強化」「鍛錬」が必要です。
交感神経を高め、鍛えることにより、副交感神経も強くなり、自律神経系統の強化になります。
その結果、私たちの感性や能力は高まり、健康で活力のある人生へと繋がるのです。
自律神経を鍛える
トレーニングをして体を鍛えるのと同じように、自律神経も、日々の習慣によって鍛えられます。
★五感(触・味・臭・聴・視)を研ぎ澄ます事は日々、簡単にできるトレーニングです。ご飯を味わう、花の匂い、小鳥のさえずり、美しい山々に感動をする。日常生活の中で、当たり前になっている様々な感覚を意識的に感じ、感動をしてみてはいかがでしょうか?
★全身を動かす体操・ストレッチ・ウォーキングなど、1日1回は、心拍数を上げ、軽く汗がにじむ程度の運動をしましょう。
★皮膚感覚を鍛える乾布摩擦や、冷水シャワーを浴びるのも効果的です。
★私たちの体には体内時計があり、1日の自律神経やホルモンのリズムが決められています。規則正しい生活を送りましょう。
★腸によい食材を摂ることも重要です。暴飲暴食を避け、和食を中心とした食事をお勧めします。
★芸術・恋愛・趣味などで、感動をしたり、笑ったり、泣いたりすることも大事な要素です。
★脳から始まる自律神経は背骨の小さな穴を通って、全身へと繋がっていきます。背骨に負担をかけない姿勢を心がけましょう。
いかがでしょうか?日常生活に少し工夫をすることで、私たちの自律神経は鍛えられ、健康で、そして豊かな人生へと繋がっていきます。今からでも出来ることから始めてみませんか?
冷水浴は、自律神経を鍛える中でも効果的な方法です。
①お風呂上がりに、足や手に水をかける
②お風呂上がりに、ぬるめのお湯を全身に浴びる
③お風呂上がりに水を浴びる
④起床後に冷水を浴びる
水を浴びる時は、下腹にぐっと力を入れて、全身の緊張を高めてから浴びるようにしましょう。
慣れてくると、ポカポカとカラダが温まり、爽快な気分になります。
神社などで行われる「滝行」「みそぎ」に参加してみるのもいいかもしれません。
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