昨日は師匠であり、業界の長でもある仲野弥和先生の旭日小綬章の祝賀会が四日市・都ホテルでありました。
300名を超える政財界、東洋・西洋医学の先生方、教育機関や学会の代表などの出席があり、盛大にお祝いをしました。
仲野先生は、鍼灸、柔道整復、カイロプラクティック(DC)、医学博士、あん摩マッサージ・指圧他多数の治療家としての資格を持ち、自院での臨床に加え、教育、業団活動に身を粉にして活動されてきました。
日本における鍼灸師の地位を向上させた大功労者ともいえる方です。
今回の叙勲は、3期努めた日本鍼灸師会会長職を退いたタイミングで綬章されています。
私自身、5年間そばで勉強させて頂きましたが、常に患者さんや後進の事に精一杯考え、動き回っている精力的な方で、周りへの気配り心配りも「ここまでやるか!」と感服する姿を何度も目にしました。
そんな仲野先生の綬章は私にとっても非常に嬉しく、来場されたみなさんからも同じ気持ちが伝わってきました。
会場には各界のリーダー各の方がたくさんいらっしゃましたが、私にとっては、手技療法、鍼灸関連の先輩方と交流が持てたことが大きな収穫でした。
仲野整体OBのみなさん、カイロプラクターの先輩方、鍼灸業界の先輩方のお話はとても心に響き、これからの自分自身の治療家としての目指す像が一層はっきりしてきた思いです。
たくさんの挨拶のなかで、仲野先生3男でBack to basics院長の有草先生が
「上医は国を治し、中医は未病を治し、下医は病気を治す」
と中国の諺を用いて話されていましたが。
一般的に私達鍼灸師が対象とするのは、病気、もしくは病気になる前の状態(未病)です。
今回の会に参加をしてみて感じたのは、企業の方も、お医者さんも、行政、政治家、鍼灸師、カイロプラクターなどが一つの方向を向いて語り合える環境があり、仲野先生は様々な立場の人を繋ぎ、その人達に「本当の健康とは?」「この国を良くするための方法は?」と常に問うてきたのだと思います。
この延長線上に社会や国の正常化や発展があるのだろうなと感じた次第です。
私自身の今後の課題としては、仲野先生始め、先達のみなさんの想いを受け継ぎ、少しでも膨らませてまた次に繋げていけるお手伝いができればいいなと思っています。
本当に学ぶことの多い一日でした。
おめでっとうございます。そしてありがとうございました!
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