本日は、鍼灸の専門団体、三重県鍼灸師会の新年会でした。
国会議員、県会議員の先生や、業界関連の業者さんも交え、勉強会から酒宴まで、津駅前のホテルにて盛大に開催されました。
業界の話や、日本のこれからの行く末まで、様々な話題があり、勉強させて頂きました。
難しい話以外に、今年は落語家の「切磋琢磨師匠」にご登壇を頂き、大いに笑わせて頂きました。
小噺で笑わせて頂くだけでなく、「落ち」についての講義も同時に行って頂きました。
話の最後に「落ち」をつけるのは話題をまとめる上で大事な事ですが、落語の「落ち」には、様々な種類があるそうです。
- 考え落ち
- 逆さ落ち
- しぐさ落ち
- 地口落ち
- 仕込み落ち
- とたん落ち
- とんとん落ち
- ぶっつけ落ち
- まぬけ落ち
- 回り落ち
- 見立て落ち
普段、なにげなく触れている「笑い」にもこういったテクニックがあり、科学されている事を知り、目からウロコでした。
どんな業界でも、長く伝承されていくものには、感覚や経験による技術だけではなく、分類・科学された技術が後世に伝わっていくものなのだと改めて感じました。
私たちの鍼灸業界も、現代の日本では、医療としてはマイナーな存在ですが、数千年の歴史の中で伝承されてきた医学です。
先人たちが分類・科学した技術や知識を受け継ぎ、次の世代に残す事が歴史の中で生きる私たちの指名なのだな〜っと落語の小噺に腹を抱えながら感じたひと時でした。
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