日本人の主食は今も昔も「ごはん」です。
しかし最近、古代からの食習慣が変わって来ているようです。
来院される患者さんに主食についてお尋ねすると、パンや麺類、シリアル等の比率が多く、ご飯も圧倒的に白ご飯が多いようです。
日本の国は古代より、瑞穂の国(みずみずしい稲穂の稔る国)と呼ばれ、生活の中心には常に「米」が存在していました。
私自身も幼少の頃より、
「米ができるまでには八十八回もお百姓さんの手がかかっている」
「一粒の米の中には7人の神様がいる」
ということを繰り返し教えられてきました。
そして、我が家の主食は「玄米」でした。
・臭いが苦手
・固い、パサパサしている
などと言われ敬遠され気味の玄米ですが、実は非常に優れた食べ物です。
・「ビタミン」「ミネラル」「脂肪」「タンパク質」等の栄養素を多く含む。
・糖分の吸収が遅いので、血糖の上がりが穏やかで、インスリンの過剰分泌が起こり難い。
・フィチン酸と豊富な食物繊維による解毒作用。
・整腸作用や細胞の酸化の予防。
などなど色々あるようです。
「玄米がいいのは分かるけどどうしても食べれない…」
という方は、まずは7分つきや白米と玄米を混ぜる、胚芽米を食べるなどから始めてみてはいかがでしょうか?
ちなみに我が家では、5時間くらい水に浸した玄米に、もちきびや黒米、押麦、小豆などの雑穀をその日の気分で混ぜて頂いています。
玄米を食べ始めると、玄米に合ったおかずが欲しくなります。
カラダの声に従って献立を考えると自然と、青野菜や、お魚、煮物、お味噌汁など、「和食」の食卓に変わって行くのが不思議です。
医食同源
食をかえればカラダが変わる。
玄米はマグネシウムやリンが多く、カルシウムが不足しがちです。ゴマ塩や青野菜と一緒に食べるようにしましょう。
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