部屋の真ん中にどーんと存在感を放つ銀色のアルミサッシ。
外へ繋がる横開きのドアです。
これをどうしようかは当初からの悩みの種でした。
漆喰や古材風に合うビンテージな雰囲気にしたいのですがアルミの塗装は色が乗りにくいと聞きました。
ドアの付け替え?それとも…。
インターネットで調べているとアルミの木目塗装という方法がある事を知りました。
モデルガンなどを塗装する時に使う技法らしいです。
だめもとでやってみる事に。
下地処理(塗装面荒らし・プライマー加工)
アルミは塗膜が乗りにくいので、まずはサッシの表面をワイヤーブラシで荒らします。
次に中性洗剤できれいに洗い
シンナーで油膜をきれいに取り除きました。
次はプライマー加工。
なんでもくっつく下地がつくれると謳う「ミッチャクロン」
これを均一に2度塗りしました。
なかなか強烈な揮発臭。
室内で作業していると頭がくらくらしてきました。
マスク・ゴーグル・換気は必須です。
木目塗装
続いては、黄色のラッカースプレーで下色をつけました。
乾いた所で木目を表現する黒色を上に乗せていきます。
プラモ用の黒アクリル絵の具で木目を表現する線を荒いスポンジで引いていきました。
乾いた所で油性ニスのスプレー。
ここで問題発生。
何度塗ってもニスの色がうまく乗らないのです。
何度か重ね塗りをするとなんと塗膜がひび割れて剥がれてくるではありませんか!!
乾燥時間が短かったのか?
室内温度が高かったのか?
よくわかりませんが仕方がないので剥がれた塗膜の上から刷毛で油性ニスを塗りました。
色は乗ったのですが、仕上げの透明つや消しスプレーをかけるとまた塗膜が剥がれ…。
何故でしょう?
ネットで調べると、染み込まない下地やツルツルした下地の場合、塗料の乗りが悪くひび割れやすい。特に厚塗りするとだめだそうです。
ワイヤーブラシで傷をつけたり、プライマー加工もしたのですが、厚塗りしすぎたかもしれません。
とりあえず上からニスで押さえておきました。
ボコボコしていますが銀色のアルミよりはいいですよね?
曇りガラス加工
サッシの向こうは洗濯機やゴミ箱が置いてある物置になっています。
透明ガラスだとそれらが丸見えになってしまうので曇りガラスにする事にしました。
通常なら窓用の半透明シートを貼っておしまいなのですが、もう少し味が欲しいと思い思案していました。
いつものようにホームセンターを物色していると見つけました。
「Frosted Glass」
スプレーするだけで曇りガラスができるみたいです。
早速スプレーしてみると、スプレー直後は透明でしたが、時間が経つと徐々に曇り始め…
10分後には曇りガラスに早変わり。
2度塗りをしました。下手くそなスプレーにより横線が入っていますがこれがまた昔風のガラスっぽくて良くないですか?
最後にサッシ下部の平面に壁紙を貼って完成!
近くで見ると色々とアラがありますが、遠目にはまるで木製扉。
最初の銀色と比べると雲泥のさではないでしょうか?
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