この秋のDIY的テーマは、来年小学生になる娘と一緒に勉強ができる学習部屋を作ることと、手狭になってきたキッチンの物品や冷蔵庫、乾物、などの貯蔵庫「パントリー」を作ることです。
キッチンの裏にある倉庫にしていた6畳間を改装することにしました。
今回は、パントリー用の入り口を作るために壁をひとつ抜く工事になります。
耐震的に大丈夫なのかが心配でしたので、知人の設計士さんに耐震設計をお願いして、工事を進めました。
今まで柱や筋交いがなければ壁くらい壊しても…と軽く考えていましたが、壁それぞれに役割があり、体力壁を壊すのであれば、相応の補強をしなければ家のバランスが悪くなるということを学びました。
壁の漆喰塗
もともとの部屋は古い砂壁で、触るとぽろぽろ砂が落ちてきて掃除が大変ですし暗いイメージでした。
下地のあく止めをして、漆喰を塗ると明るい印象に変わりました。
間仕切り
次は部屋を2つに仕切ります。
柱材を切って固定、そこに杉材の12mm合板を貼り付けました。
壁ができました。 天井はベニヤの天井板なので、厚めの板を入れました。 パントリー側の壁の様子
壁紙と天井塗装
完成した板壁の上に今度は壁紙です。
壁紙は、最近我が家で流行っているターコイズと、ミッフィーオレンジをチョイス。
天井はオータムイエローで塗装することにしました。
ターコイズとミッフィーオレンジ 3度塗りしました。
床下収納と天井点検口
パントリーにはお漬物や味噌などの発酵食品の保存もする予定なので、温度の安定した床下での収納場所を作りました。
そして、この家には天井裏へのアクセスするところがなかった為、ついでに天井点検口も取り付けてみました。
床下の構造がよくわかります
壁の撤去&補強
今回の工事での一番の難所でもあった土壁の撤去。
まずはリビング側の壁を電ノコで切り込みを入れて、それから裏の土壁を崩し始めました。
バールで地道に土を掻いて、出てきた竹組をばらしてを繰り返し、ぽっかりと穴が開きました。
壁を崩した分の補強は、近くの壁に合板を打ち付けて完了。
釘の種類や、ピッチまで指定されていて、建築の奥深さを感じました。
壁がなくなり、リビングと行き来ができるようになりました。 合板を貼ってパテ埋めをしたところ
机&棚
部屋の壁ができたら次は机と棚です。
父から分けてもらった幅広の板にプレーナーをかけ、サンドペーパーでつるつるに磨きました。
幅が広いと反ってくるので、ルーターで溝を掘って、横方向に桟を埋め込みました。
どこからでも電源を取れるようにしたかったので、3面のカウンターすべてにコンセントボックスを配置し、電源とレールライトの照明のスイッチをつけました。
3面のカウンターテーブル 3面にコンセントボックスを配置、ライトのオンオフも行えます。 壁紙と格子がマッチしています。
パントリー
パントリーには、味噌樽や野菜ボックスなど大きなものが置ける高さ調整可能な棚と、瓶や小さな食器などを並べられる狭い棚を作りました。
冷蔵庫も収まり、キッチンが広くなりました。
ドアは、貰ってきた押戸にレールをつけて、引き戸に作り変えました。
左右に棚があるパントリー、一番手前に冷蔵庫が入っています。 冷蔵庫とドア
衣類&小物置き場
脱いだ上着やランドセルなどのカバンを置けるスペースも欲しかったので、半畳ほどのスペースを仕切って物置を作りました。
閉塞感を出したくなかったので格子にしたらなかなか良い雰囲気で部屋にマッチしました。
あとは使いながら、必要なものをつけ足していき、居心地の良い部屋に仕上げていきたいなと思っています。
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