鍼灸院を開業して4年が過ぎました。
今までいろいろとやってきましたが、今年は少し大掛かりな事をやろうと企み、使っていなかった一番奥の部屋を改装し、トレーニングなどで使える部屋を作る事にしました。
もちろんDIY(do it yourself)です。
いつも通り設計図のないいきあたりばったりの改装が始まります。
約4m×4mの部屋。以前はキッチンとして使われていました。
- 天井が低い
- 隙間が多い
- 間取りが悪い
- 汚い
などの問題があり、このままではとても人を入れる事はできません。
まずは解体部屋のから。
天井の照明器具を取り外してから、バールを「ガスッ」と天井に突き刺してみました。
薄いベニヤ板が貼ってあるだけの天井にバールが容易に突き刺さります。
そのまま引っ張ると、「ザザザー!!」と大きな音を立てて大量の埃と共に天井板が外れました。
数十年分の埃の勢いは凄く、しばらくは目が開けれなかった程です。
そして天井板が外れてぽっかりと空いたその先に、広い空間が広がっています。
数枚外して一息ついてみると、急に不安がこみあげてきました。
「勢いで改装を始めたのはいいけど、完成する事はできるのだろうか?」
そうです。僕は大工ではなく鍼灸師。
日常の診療や家族との時間の合間の時間だけで、こんな大掛かりな工事ができるのだろうか?
しかし根が楽天的な私です。コーヒーを飲み終わる頃にはそんな不安も忘れて黙々と解体作業を再開していました。
天井板や骨組みの梁を壊して、釘や金具を外しました。
これが中々大変でした。曲がった釘や打ち込まれた金具も綺麗に外して仕分けないと捨てる事ができません。
また、天井に使われていた角材は、まだまだ使えそうだったので、再利用する事にしました。
天井の解体が終わったら、次は間取りを悪くしている床の間の解体。
ここはもともと呉服屋さんを営まれていたそうで、休憩室だったこの部屋と廊下の間に2畳分の床の間があったのです。
物置にしていましたが、ここも解体して新しい部屋に組入れる事にしました。
簡単に解体が進んだ天井と違い、ここは作りがしっかりしていた分、解体も苦労しました。
電動ノコギリやバールを駆使しながら、少しずつ壊して行きます。
作ったのは腕の良い大工さんだったのでしょう。太い柱でしっかりと組まれた床の間をバラすのには大分時間がかかりました。
向こうに見えるのが廊下です。
この壁は、角材で枠を組み、廊下側は石膏ボード、新しい部屋側はコンパネを貼って新しく壁を作りました。
4月27日に始めたこの作業も、この時点で早くも3週間が経ちました。
この先はどうなるのでしょうか?
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