ゴールデンウィークは、新型コロナウイルスの影響で行動自粛。
予定されていた会議などもなくなり、まったくフリーの4日間ができました。
たまたま母と話していると、
「家の2階使い難いから改装したいのよね~」
という一言が。
思わず「じゃあやろう!」と宣言してしまった私がいました。
全く無計画で勢いのままにスタートしてしまったこの改装工事、果たして無事に終わるのでしょうか?
今回の改装工事のミッションは
- 部屋の断熱
- 間取りの変更(2部屋→1部屋)
- 明るく清潔な部屋
です。築30年ほどの古いべニヤ作りの和室を、モダンな客間へと生まれ変わらせるプロジェクトなのです。
間取りです。
6畳と8畳の和室に押入れと廊下。
まずは押入れを壊し、窓を付ける壁(土壁)を壊しました。
小窓の取り付け
本当は大きな窓を付ける予定だったのですが、壊してみると土壁の奥には筋交いが…。しまった↓
諦めて筋交いの上につけられるだけの小窓に変更することになりました。
外壁のトタンを電動サンダーで切り、2重窓を埋め込みました。
初めてのサッシの設置でしたが、上手くいきました。しかし、残念!大きいのをつけたかったです。
お次は天井です。
天井の塗装と照明準備
ダウンライトとレールライトを設置する予定なので、ダウンライト用の穴を天井に空けました。
薄いベニヤ板の天井なので回転式の自在錐を使って丸い穴をあけます。
そして天井はつや消しの抹茶色に塗装。
塗装前の化粧ベニヤの天井板 これで穴を空けます 計14個の穴を空け、塗装も完了!
壁の断熱
押し入れや部屋の仕切りの部分の天井や壁には隙間が空いてしまったので化粧板で隠してお次は壁です。
垂木を壁に打ち付け、間にグラスウールの断熱材をタッカーで固定しました。
そして上には石膏ボードを固定。
垂木の間にグラスウールを敷き詰める 石膏ボード完了! おちび達も工具を使ってトントンギコギコ
壁が分厚く(垂木4㎝+石膏ボード1.2㎝)なった分、窓枠も前に出す必要があります。
7㎝の板材で窓枠を組みました。
これも初めての作業。
45度でぴったりに角が決まった時は気持ち良かったです。
漆喰塗り
そして壁に漆喰を塗っていきます。
まずは石膏ボードの隙間をパテで埋めて、漆喰の食いつきを良くするために、前面にアクドメールうプライマー目的で塗りました。
乾いたところで漆喰塗り。
妹もお手伝いしてくれて、サクサク進みました。
パテで隙間やビスの頭を埋めます 漆喰は2度塗り きれいに塗れました!
内窓取り付け
窓は2重窓に入れ替えも考えましたが、費用や工事の簡易さから内窓を取り付ける事にしました。
窓枠の高さ調整をして、窓枠をビスで止めるだけ。意外と簡単にできちゃいました。
天井の照明は私は電気工事の資格を持っていないので照明器具の設置と大まかな屋根裏配線だけをして、接続は電気屋さんにお願いをしました。
踊り場の断熱
ここは2階です。
階段があり、廊下との間は吹き抜けになっています。
ここに断熱の目的でアクリルボードを貼ることにしました。
明り取りの目的もあるので、極力大きくとれるよう角も柱なしで設置してみました。
土台の木に丸鋸で溝を掘ってアクリルボードを埋め込みます。
3㎝のアクリルを真っすぐにはめ込むのは難しく、苦戦しましたがなんとか完成。
床貼り
この改装中の部屋の1階は生活空間なのですが、天井が薄く、生活音が筒抜けです。
来客があったときに泊まってもらうなどを想定すると、遮音、防音が必要です。
床を貼るときに遮音シートと、音を吸収させる発泡スチロールを下地に入れる事にしました。
まずは遮音シートをタッカーで固定してから、30cm間隔で下地の垂木を打ち、間に発泡スチロールをはめ込みます。
そして、12mmのコンパネを釘で垂木に固定しました。
床材に使うのは、ヒノキの無垢板。
製材所から購入しました(全部で約11万円位)。
下地のコンパネに、ボンドとフロアネイルでトンテンカンテン。
垂木の下に遮音シートと吸音発泡スチロール おじいちゃんと孫 双子の共同作業
床を貼り終わり、あとは終い仕事。
襖の塗装と障子の張替
他の作業の都合で漆喰が塗れなかった場所を塗ったり、隙間を塞いだり。
作った押入れに襖をはめ込みました。
襖も部屋の雰囲気に合うように塗装しました。
オレンジ色のペンキで下地を塗ってから、液体の漆喰を上から薄塗り。
布で拭いて筋をつけてみました。
手前がペンキ、奥が液体漆喰を塗ったところ 独特の風合いとなりました。
ガラス戸の障子も普通の障子では面白くない。
100均に売っていた和紙を貼ってみました。
そして完成です!
いかがでしょうか?
下の動画は、途中の作業風景を収めたものです。
大変だったけど、楽しい時間でした。
自分がこの部屋に泊まる日を楽しみにしています。
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