久しぶりのDIYの投稿です。
この間、色々なDIYをやってきましたが、昨日終わった古い箪笥(タンス)の再生について。
ひいお爺さんの婿入り(?)道具だったというその箪笥は実に100年位前の作だということです。
実際、箪笥の裏に貼ってある広告を見ると
昭和4年 😯
戦火を潜り抜けてきたその佇まいは堂々としています。
少し割れたり、虫に食われたりしていますが、ケヤキで出来た枠組みhしっかりとしていてまだまだ使えそう。
早速トラックに積み込んで持って帰ってきました。
埃を払って、水ぶきをして、裏の広告もはがそうかと迷いましたが、面白いのでそのまま残すことにしました。
「お宝でも入ってないかな~」なんて考えながら、引出しをはずして、釘を打ちなおしたり、ささくれにサンドペーパーを掛けたり。
塗料は迷いましたが、1つを「オイルステン」、もうひとつは「渋墨」で仕上げる事にしました。
「渋墨」とは、柿渋のベースに、松煙やアルコールを添加した昔ながらの天然塗料で、木造建築の防虫、防腐効果があるそうです。
私は、渋墨の深い、渋い色合いが好きで、内装や家具の塗装によく使っています。
渋墨を塗り重ねると、真黒になります。外壁などはそのままでも良いのですが、家の中では煤(すす)が
出るので、空拭きをして煤を払った上に、今回は「亜麻仁油」を塗りこんで仕上げました。
くすんで、古ぼけた箪笥も、再びピカピカになりました!
まだまだ現役!あと100年は楽に持ちそうです。
道具でも、家でも、手入れさえ怠らなければいつまでも美しく、丈夫な状態が保てます。人も同じですね。
使えば使うほど、磨けば磨くほど味が出て、輝く、そんな天然素材でできた物が大好きです。
今度は何をしようかな?
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