当院には、膝や肩、腰などの手術を終えて、その後のリハビリや残存する疼痛、可動域制限改善を目的として沢山の方に来院頂いています。
今回は、手術によって切開され、瘢痕化した組織へのアプローチ方法をご紹介いたします。
どんな手術でも、皮膚や筋肉を切開すると、術創部が癒着し、動かしにくさや痺れ、痛み、知覚過敏などが起こることがあります。
当院では、温熱療法、鍼治療、ファシアリリーステクニックを使って治療を行っています。
超音波治療器やホットパックで創部を温めた後、まずは鍼治療。
「小鍼刀」という先端が特殊な形状をした鍼を使って、強固に癒着した部位を狙って組織を切っていきます。
組織がある程度緩んだら、次は豪鍼による集中鍼です。
「置鍼」といって、癒着ポイントに集中して鍼を刺入する事で、局所血流が上昇し、正常な組織への置き換えが促進されます。
そして仕上げはファシアリリース。グラストンという器具を使って、組織をリリースしていきます。
症状や部位によって、方法は変わってきますが、オーソドックスな手法のご紹介でした。
来院される方の中には、「針が苦手!」というかたもあり、鍼灸院ですが、鍼を使わないで施術をするケースもあるので、何でもご相談くださいね。
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