今年はわが家のお庭に植わっている柿も大豊作。
大ぶりで、甘い柿の実を堪能しました。
いつもは、柿の恵みを受けるのはここまでで、後は剪定をして、来年に備えるのですが、知人から聞いた柿の葉っぱで作るお茶を作ってみることにしました。
本来ですと、もう少し葉っぱが元気な時期のほうが栄養価が高いらしいのですが、物は試しでやってみました。
葉っぱを収穫して水洗い
本来ですと、夏前の元気な葉っぱを使うそうです。
甘柿、渋柿どちらでもOK。歯の表面にホコリや、裏に蜘蛛の巣などがついているのできれいに洗いましょう。
日陰で乾燥
蒸れないように広げて、2~3日陰干しをします。
筋取り、刻み
葉の茎、太い葉脈を取り(苦いそうです)、細かく刻みます。
僕はハサミでチョキチョキしました。
蒸し器で蒸す
沸騰した蒸し器で1分半位蒸らします。
濃い緑色が、淡い黄緑色になりました。
乾燥
うちわで蒸気を飛ばしたら、また日陰で乾かします。
完全に乾いたら、空気と光を遮断できる入れ物(瓶やジップロックなど)に入れて、お茶等と同じように保存します。
煮出して飲む
ヤカンや鍋でお湯を沸かし、適量の葉っぱを入れて数分置くと、綺麗な赤茶色のお茶が出来上がりました。
鍼灸院ではいつもポットにお茶を入れて、患者さんに飲んで頂いているのですが、朝の淹れたては少し渋みのあったお茶も、夕方になるとまろやかな甘みに変わり美味しかったです。
木の葉っぱ(びわ、くま笹、桑)などは置くほどにまろやかに、逆に地面の葉っぱ(よもぎ、どくだみ、スギナ)などは時間が経つと臭くなってきます。
酵素の違いなのでしょうか?
柿の葉茶の栄養価
他の健康茶にも様々な栄養がありますが、柿の葉茶もすごいんです。
カラダの健康維持に必要な豊富なビタミンCが含まれています。
一般的にビタミンCは野菜や果物など、生で食べる食物から摂取します。
熱を加えると壊れてしまうからです。
しかし、柿の葉茶のビタミンCは,「プロビタミンC」といって熱を加えても壊れないので、温かいお茶からビタミンCがとれるのです。
その他にも
- カキタンニン
- カリウム
- クエルセチン
- ルチン
など、毛細血管を柔らかくしたり、血圧を調整する成分が豊富に含まれ、血圧降下作用が期待されます。
また、先日放送されていた情報番組では、糖尿病予防や抗酸化作用などが期待出来ると行った研究結果も紹介されていました。
やってみると意外と簡単。
来年度はぜひビワやよもぎ、どくだみなど、普段は購入しているお茶を作ってみたいです。
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