暑い毎日が続きます。
夏休みの近所の子供たちは山へ川へ公園でと朝から歓声をあげながら遊んでいます。
三重県に住む私達には当たり前の光景ですが、こういった当たり前のことをするのに大きなハードルを抱えた子供たちがいます。
4年前に起きた東日本大震災、そして原発事故。
沢山の命が空に消え、被災・避難により、未だに安定した生活を送れない方がたくさんいます。
そして、原発事故のあった福島県及び周辺県では、高レベルの放射能への被爆の恐怖から、地元の農作物や魚介類・肉・水等に不安があり食べられない。外で遊ぶことが出来ない子供たちがたくさんいるようです。
こういったストレスからの解放やリフレッシュを目的とした保養キャンプが全国で開催されています。
私達の三重県・美杉町での保養キャンプは昨年からはじまりました。
自然豊かで、空気も水も澄み切ったこの地で思いっきりリフレッシュしてもらい、地元のオーガニクな食材を使った食事と、カラダとココロに届くイベントを用意して参加者を迎えました。
一鍼灸院も、昨年に続き、参加者のカラダの手当とアドバイスを中心にお手伝いをさせて頂きました。
一見元気そうに見える方でも、お話を伺うと眠れなかったり、不安があったり。
自分が抱える放射能への不安・恐怖を周囲の住民や家族と共有できないストレスや避難に伴う対人的・肉体的・金銭的ストレスなど、様々なものを抱えて生活をされています。
最近では、被災地や避難者のニュースは耳にすることも少なくなりました。
原発の処理や被災地の復興がうやむやのまま、オリンピックや国会情勢など、新しいニュースが紙面を賑わせています。
原発の是非や被ばくによる人体への影響はまだまだ分からない事が多い現状ではありますが、このように先の見えない不安や恐怖と闘っている人たちがいるのは事実です。
美杉での保養キャンプは今月末まで続きます。
参加されたみなさんのココロとカラダにどういった変化・影響があったのか?
今後も、自分に出来る範囲での支援を続けていきたいと思います。
保養キャンプの主催者・スタッフのみなさんもお疲れ様&ありがとうございました。
記事へのコメント