鍼灸院に来院される方は、鍼灸治療と漢方薬を併用して治療を続けられる方が多いです。
外から体を刺激する「鍼灸」と内から変えていく「漢方」は内外同治といわれ、相乗効果を引き出す治療法として昔から併用されてきました。
当院でも、慢性病の方を中心に、漢方薬が適応だと思った患者さんには、漢方を出してもらえる医院や薬局を紹介して、併用治療をおすすめしています。
漢方薬は、保険適用のものも多く、一般の病院でも出されますが、「風邪の初期には◯▲」「疲れていそうだから×□」といった具合で症状に対して出される事が多いと思われます。
本来、漢方薬は(鍼灸もですが)、症状をとる標治法と、体質を変える本治法に対して治療を行います。
その為には、詳しい問診と、舌診、腹診、脈診…といった検査が必要で、ひとつお薬を出すのにも時間がかかるのです。
また、保険適用のパケージされたエキス剤(顆粒の漢方薬)だけでなく、生薬(植物や動物を粉にしたり、煎じるもの)をその人に併せて配合するのも腕の見せ所でしょう。
名張にも数件、そういった出し方をされる医院や薬局があるので、本格的に漢方薬の治療を受けたいといった方はそういった所を選んで行かれるといいと思います。
私が毎月楽しみに読んでいる東洋医学専門雑誌・医道の日本に、名張の漢方医、山中章好先生(百合が丘クリニック)のインタビュー記事が掲載されていました。
ご家族のアトピー性皮膚炎やリウマチを治すために必死で勉強をしてその経験が今に繋がっているそうです。
私も漢方を使いたい患者さんはよく紹介しますし、家族もお世話になっています。
他にも
などにもお世話になっています。
私自身も、以前勉強をして、登録販売士の資格を取得しました。
鍼灸院に薬店を併設も考えましたが、餅は餅屋。専門家同士の連携がベストと考え、お薬に関しては、他の先生のお世話になっています。
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