家庭の医学

はじめの一歩通信vol.63災害と鍼灸

 

 2024年の新年は、能登半島を震源とする大地震で幕を開け、多数の死傷者と建物やインフラの被害があり、避難生活を余儀なくされている方が多くおられます。この酷寒の中、不自由な避難所や車中、倒壊の恐れのある自宅で過ごされている北陸の皆様を想うと心が痛みます。

 われわれ鍼灸師は、災害時への備えとして、DSAM(災害支援鍼灸マッサージ)という団体を通じて、研修を行い、各地の災害現場に鍼灸師を派遣しています。熊本地震や西日本豪雨などで多くの鍼灸マッサージ師が活躍をしました。

鍼灸師の仕事は、設備や人員が整っていなくても、活動できるのが強みで、避難所で被災された方へ様々な愁訴への施術を行ったり、医療スタッフや行政スタッフへの施術、健康体操の指導や健康相談など、多方面の活動を行っています。多くの鍼灸師会と県が災害業務提携を結んでおり、今回の石川県での活動も、迅速なスタートを切ることができました。まだまだ先の見えない災害復興ですが、私も鍼灸師として微力ながらお役に立てればと思っています。

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