昨日は全国的に大雪で、名張市も薄っすらと雪化粧。
「お外で遊びたい!」
という娘と一緒に徒歩5分ほどのダム湖に散歩に出かけました。
そして、ダム湖の周辺にある展望台へ階段を登ってえっちらおっちら。
雪のちらつく湖は、いつもと違って幻想的な眺め。
寒かったのですが、景色を満喫しました。
そして帰り道に事件は起きました。
山の上から続く長い階段を手を繋いで下っていたのですが、元気な娘(2才半)はぴょんぴょん飛び跳ねながら降りていきます。
しっかりと握っていないと勢い余ってゴロゴロと転げ落ちそうな急な階段。
もうすぐ下りきるという時に
「ブチッ」
嫌な感触が握っていた手の中で感じました。
そして突然娘は大泣きをし始めました。
「お手て痛い~!」
最初は手首を捻ったのかなと思ったのですが、痛みの場所を確認していくとどうやら肘が痛いみたいです。
「肘は動かせるかな?」
動かせません。
どうやら亜脱臼(小児肘内障)したようです。急いで整復しないと…。
私は鍼灸師なので、脱臼や骨折を学校で学んだ事はありません。
知識としては肘関節の整復方法は知っていましたし、現場に立ち会った事もありますが整復の経験はありません。
まずは娘を落ち着かせてスマホの動画を見せたりしながら気を反らせました。
言葉をかけながら肘を軽く牽引して前腕を捻りながら曲げていくと…。
「コクンッ」
きれいに入った様です。
手を動かしてもらうと何事も無かったかのように腕の曲げ伸ばしをして、痛がる様子もありません。
「良かった~」ホッとしました。
小児肘内障は、子供の腕を引っ張ったりすると良くなる症状ですが、中々気が付かないこともあるそうです。
知人のお子さんも痛いとも言わないで半日くらい肘を押さえて動かさないので病院に行くと亜脱臼していたそうです。
肘の整復は専門知識があれば簡単にできますが、中には靭帯の損傷や骨折、神経の挟み込みなどもありますので、必ず専門の医療機関(整形外科・整骨院)を受診してください。
記事へのコメント