はじめの一歩通信

はじめの一歩通信vol.56〜刀鍼療法〜

鍼灸治療は少なくとも二千年以上の歴史がありますが、科学的研究や針製造技術の発展に支えられ、新たな技法が日々登場し、概念と適用範囲を広げています。

私が最近注目しているのは日本では存在を知る鍼灸師も少ないのですが、中国で急速に発展している「鍼刀」です。

鍼刀の歴史は30数年と浅く、北京の朱漢章という先生が開発した技法です。「刀」の名がつく通り、一般的な先の尖った鍼(豪鍼)と異なり、先端がマイナスドライバーのような平坦な刃物になっているのが特徴です。一般的な豪鍼は、組織をかき分けて体内を進みますが、鍼刀は、接触した組織を断ち切ります(微小ですが)。

肥厚した組織、拘縮した筋腱膜、瘢痕化した組織などを断ち、剥離するので、施術後は一気に可動域が広がったり、痛みが取れたりする事があります。通常使用している鍼と太さも変わらないので、チクチクとした痛みを感じる事もありますが、そんなに強い刺激もありません。慢性的な首、肩、腰、膝などの痛みや、手術や怪我で癒着した組織の改良、五十肩、腱鞘炎、変形性関節症などに有効です。非常に有望な技法ですので、研究を重ねていきたいと思っています。

 当院の治療技法は常に工夫と改良でアップデートを続けていますので、「先生また変わったことやってるわ」と発見をしたら、寛大な心で見てやってください。来院される皆様から学びながら、日々成長を続けています。

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