家庭の医学

新型コロナウイルスとの向き合い方

新型コロナウイルスが世界中で猛威を奮っています。

イベントや集会の自粛から始まり、学校閉鎖、企業のテレワーク、海外渡航制限…。

昨日は、WHOが事実上のパンデミック宣言を出しました。

WHO「新型コロナウイルスはパンデミックといえる」NHKニュースより

そしてついにわが町、名張市でも感染が確認されました。

伊賀保健所管内で初感染者新型コロナウイルス(伊賀タウン情報ユー)

ほとんどの地域や職種、立場の方に今回の感染症の影響がでていると思われます。

当院でも、患者さんから心配の声が続々と届いています。

いろんな方の話を聞いていると、大きく分けて2通りに分かれます。

①「外出するのが心配だから、鍼灸治療に伺うのをやめておきます」

②「ウイルスに感染するのが心配なので、体調を整えるためにも、鍼治療をおねがいします」

みなさんはいかがですか?

当院のように、完全予約制で、他の方と一緒になる可能性も低いような所での感染の可能性は非常に低いといえるでしょう。

もちろん、衛生対策も行っています。

①の感染が心配という気持ちは非常によくわかりますし、多くの方がそういった気持ちなのでしょう。

そして、外出を控え、人との交流を控え、1日中家にこもり、コロナウイルスのニュースに一喜一憂されているでしょう。

②の方も感染が恐いという気持ちは同じですが、むやみに怖がるのではなく、積極的に自身の抵抗力、免疫力をあげるように動き、ウイルスに立ち向かおうとされています。

どちらが正しいということはないと思いますが、このようなケースの場合は特に

「正しく怖がる」

といった姿勢が大事ではないでしょうか?

先日は(今も続いていますが)トイレットペーパーやティッシュが無くなる騒動がありました。

世に中の流れ(メディアを中心とした)に流され、恐怖や不安に押し流され、根拠のある判断ができなくなると、人はパニックになり、おかしな行動をとり始めます。

冷静に周りを見渡し、根拠のある情報を集め、判断するリテラシー能力が問われています。

免疫力低下の大きな原因は「ストレス」です。

暗い家に閉じこもり、テレビから流れるニュースに一喜一憂の生活は間違いなくストレスフルな生活といえるでしょう。

基本的な衛生対策(手洗い、うがい、マスクなど)を行い、密閉空間での人混みを避ける。

規則正しい生活、適度な運動、バランスの取れた食事、睡眠、そして笑顔のある生活。

これらを実践し、いままでの日常とあまり変わらないリズムの生活を心がける事が大切だと私は考えます。

「正しく怖がる」

さあ、テレビやスマホから目を離して、外(人混みのない)へ出かけましょう。

今日も良い天気です!

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