研修会・学術資料

ストレスは体に悪い?

※ストレスとは、こころや体にかかる外部からの刺激(ストレッサー)に適応しようとする様々な反応(ストレス反応)のことを指します。

職場、家庭、地域社会、将来への不安…

何かとストレスのかかりやすい現代社会です。

ストレス大国の我が国では、うつ病や依存症を始め、様々な精神疾患の患者数が年々増え、国民の40人に1人は精神疾患の治療を受けていると推定されます。

また、先進国の中で唯一日本の若者の死因のトップは「自殺」です。

・ストレスで病気になる。

・ストレスを発散して健康に。

などの言葉は日常よく耳にする言葉ですが、ストレスは体に悪いものなのでしょうか?

昨年アメリカで行われたTED(様々な分野の識者がプレゼンテーションを行う世界的な講演会)において、興味深いプレゼンテーションがありました。

TEDプレゼンテーションより(Kelly McGonigal)

健康心理学者であるプレゼンターのケリーは8年に渡る大規模な調査の結果、「ストレスが害であるという信念」が人の命を奪う。と述べています。

どれだけ強いストレスを感じていても、ストレスは健康に悪いと信じていない人は、健康への害が少なかったそうです。

重度のストレスを感じていた人が翌年亡くなる確率は43%高かったが、重度のストレスを感じていても、「ストレスと健康は関係が無い」と考える人の死亡率は非常に低かったそうです。

つまり、「ストレスに対する考え方を変えれば人は健康になれる」ということです。

 

人はストレスを受けると心拍数が上がり、呼吸がはやくなります。

これはカラダが新しいことに挑戦するための準備をしている状態ともいえます。

この新しい事への挑戦をしているカラダに対して、ストレスを軽減させようとするのではなく、自身の考え方を変え、ストレスと上手に付き合える様になることが健康への近道です。

「病は気から」

ストレスを恐れ、避けるのではなく、ストレスを楽しみ、上手く付き合う練習をしてみませんか?

20060903084312

 

 

 

 

 

 

 

 

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