暮らしの1コマ

名張の竹ようかん

毎年7月18日に行われる寿栄(すさか)神社の夏祭り。

その時に販売される「竹ようかん」は名張の風物詩ともいわれるものだそうです。

一鍼灸院のある丸之内地区は、この寿栄神社が氏神さまで、竹ようかん作りに昔から関わっているそうです。

知らない事には首を突っ込みたい! 今日は臨時休診を取り、竹ようかん作りに参加してきました。

まずは竹伐り。 男性陣はトラックに乗り込み、河原に竹を切りに行きました。

一鍼灸院 (36)

竹は「淡竹(ハチク)」という柔らかい一年生の細い竹を使います。 胸まである藪をかき分けて、一本づつ枝を切りながら運び出しました。 その数250本。 みんなでワイワイ楽しく作業を行いました。

切った竹をトラックに積み込み、神社へ運びました。 神社では女性陣が待ち構えていて、今度は竹を小切にしたり、 中をきれいに洗ったり、2500本分の竹ようかんの筒が出来ました。

一鍼灸院 (35)

 

不揃いですが、これも一興。 これに地元の和菓子屋さんが餡を詰めて出来上がりです。 私はまだ食べた事が無いのですが、竹ようかんの底に穴を開けて 「フッ」と空気を吹き込むと中から羊かんが飛び出てくるそうです。

冷たく冷えたようかんは、青竹の風味が口いっぱいに広がり、とても美味しいものだそうです。 昔から脈々とこの地で受け継がれてきた伝統に少し触れる事が出来た貴重な一日でした。

来年の竹ようかん作り、一緒にやりませんか?

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