血液と水分バランスのくずれから
妊娠中のむくみはほとんどの妊婦さんが経験する症状の一つです。妊娠中は、お母さんの胎盤を通して赤ちゃんへ栄養を送る為に、体内の血液の量が通常よりも増加します。血液として増えた水分が、血管の外に漏れだし、皮下組織に溜まることで「むくみ」が発生します。
むくみの原因として…
- 塩分の過剰摂取
- 運動不足による筋ポンプの減弱
- 冷えによる血液の循環不足
- 体型の変化に伴う衣服や腹部での圧迫
- ストレス・疲労・寝不足
- 体重増加による負担
などが挙げられます。
むくみの解消
妊娠中につきものの「むくみ」ですが、日常的なケアで、コントロールが可能です。
むくみに直接的に効果のあるリンパマッサージですが、お腹が大きくなってくるとかがんで足をマッサージするのは大変です。家族の方、特にご主人にマッサージをして貰う事で、お母さん、赤ちゃんとのコミュニケーションにもなるのでオススメです。
グイグイと強く刺激するマッサージは逆効果。優しくさする程度で十分です。
カリウムは、リンゴやバナナなどの果物や、小豆やかぼちゃなどの野菜にも豊富に含まれています。水溶性のカリウムは水に溶けやすく、スープなどで食べると効果的に摂取ができます。
「たかがむくみ」と放っておくと、静脈瘤などの疾患にも繋がりかねません。日常のちょっとした工夫で快適な妊婦生活を送ってください。
記事へのコメント