昨日のお休みは、海に行ってきました。
15年ほど前から始めたサーフィン。
数年前までは、毎週のように海に入っていましたが、名張に引っ越してからは中々行けない日々が続いていました。
偶然スケジュールが空いたので、夜明けを目指して、伊勢へ車を走らせました。
僕がよく行くのは、志摩市の市後浜。
グーフィー(右足を前にした立ち方)の波がよく割れるのでお気に入りです。
残念ながら、波のサイズは膝~腿くらいの小波でしたが、天気もよく、おおいにリフレッシュできました。
波が小さいと、サーフボードの上に座って、波が来るのを待つ時間が長いのですが、気がついた事がありました。
波待ちは、ボードの重心の少し後ろに座り、ノーズ(先の尖った部分)を波の上に出して待つのが基本です。
こうすることで、安定もしますし、波が来たら、すぐにパドリングに移れるのです。
しかし、今回のように待つ時間が長いと負担のかかる姿勢です。
腰を後湾(丸く)して、顎をつきだして座り続けることになります。
冷たい水に下半身を漬けて、この姿勢を続けるだけでも負担ですが、波が来ると、今度は腰を反らせてパドリングに移ります。
パドリングでは、上半身を起こして腰を反らせると共に、上半身の安定感を出すために腰の緊張が高まります。
そして、テイクオフ。
素早くボードの上に立つ為に瞬間的に腰をぐっと反らせて立ち上がります。
この一連の動きが腰への負担を高めているのではないでしょうか?
統計的にサーファーに腰痛が多いのかは分かりませんが、波待ちの時の後彎姿勢を改善できないか色々と試してみました。(波が来ないとヒマなのです笑)
自然な前湾を作る為に、いつも患者さんに指導している「坐骨座り」。
坐骨が座面に一番当たる角度で座る。
仙骨を立てて、上半身を上に引っ張り上げるようにする座り方。
出来なくはないのですが、波の上では安定が悪く、長時間の波待ちには向きません。
今度は、重心を真ん中より前に出して、テール(ボードのお尻の部分)を波の上から出してみました。
安定は良くないのですが、これだと自然な前湾ができ、長時間の波待ちにも耐えられそうです。
「波が来たら素早く方向を変える」といった本来の目的には適わないので、ケースバイケースですが…。
もちろん、腰痛の原因は様々です。
海に入る前の準備体操、筋バランス安定のトレーニングや海から上がったらお風呂で下半身を温めるなど、様々な対策を行って、楽しく波乗りしましょう!
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