研修会・学術資料

一鍼灸院の想い

一鍼灸院は、平成25年5月に、名張の地で開院いたしました。  開院当初から皆様に愛される鍼灸院、そして適切な治療が提供できるように懸命に取り組んでおります。 東洋の叡智に基づく伝統医療である「鍼灸」、解剖学・構造学の見地からカラダの骨格、筋バランスを整える「整体」、カラダの機能を最大限に引き出す「リハビリテーション」を用い、来院された皆様の不快な症状や不安を取り除き、笑顔あふれる日々が送れるようサポートいたします。

自己紹介

一鍼灸院のホームページにお越し頂き、ありがとうございました。

来院方法

当院への来院方法です。

治療方法

鍼灸、整体、リハビリテーション、物理療法のご紹介。

日本鍼灸師会全国大会in岐阜

日本鍼灸師会全国大会in岐阜

週末の2日間、岐阜市のじゅうろくプラザで開かれた学術研修会に参加をしてきました。

昨年は岡山、今年は岐阜、来年は神奈川と全国各地で開催されるこの研修会ですが、全国各地から業界をリードする先生方や、講師の方が集まり、これからの日本の医学、鍼灸医学、について熱い意見交換を行う場です。

沢山の講座に参加させて頂きましたが、いくつかをピックアップしてご紹介したいと思います。

 

スポーツバイオメカニクス

テレビでもお馴染みの中京大学スポーツ科学部教授の湯浅景元先生が講師でした。

普段は、トップアスリートが最大限にパフォーマンスを発揮し、記録を伸ばせるように

バイオメカニクス(生体力学)

という手法を用いて計測、分析し、科学的な見地から選手のトレーニング方法や、負荷の掛け方を指導されている方です。

難しそうな研究内容ですが、私達の日常生活にも応用できる事が多々ありそうです。

例えば…

腰の負荷を軽減する荷物の持ち方

・同じ重量の荷物でも箱(かばんや袋)の大きさが大きいほど負担は大きい。パッケージするときは出来るだけコンパクトに。

・スーパーで買った商品を運ぶ時、

片手で3Kgを運ぶと腰にかかる負荷は14Kg、

1.5Kgづつ分けて両手で運ぶと4Kgに軽減される。

イスから立つときの工夫

年齢を重ね、筋力が少なくなると、イスから立ち上がるのも一苦労。ほとんどの方が、垂直に立ちあがろうとする傾向にあるそうです。そんな方には、

・ひざに両手をのせる

・カラダを前に倒し、両手で膝に体重をかけながら立ちあがる

ということをすると、足の裏に重心が乗り、膝にかかる負荷が100Kg程度軽減されるようです。

くしゃみの仕方

くしゃみは腰や背中に瞬間的に大きな負荷をかけます。

大リーグで活躍をしたサミー・ソーサもくしゃみで腰を痛め、2週間近くも安静を余儀なくされたようです。正しいくしゃみの仕方は、

・片手で腰、もしくはおなか・壁などに手を置き、体を安定させる。

・もう片方の手を口元にあてる。

・ちいさく「くしゅん」とくしゃみをする。

 

このように、日常生活の何気ない動作の一つひとつを数値化し、科学的に一番体への負担の少ない方法や効率の良い方法を見つけ出すのもバイオメカニクスの大事な研究です。

一度、お試しください。

 

医療連携産科婦人科系疾患

私たち鍼灸院には、婦人科疾患(生理不順、更年期障害など)や、産科疾患(不妊、逆子など)の方が来院されます。

特に不妊治療は、我々東洋医学が非常に注目されている領域でもありますが、同時に根拠のない治療や詐欺に近い治療が行われているのも事実です。

不妊鍼灸ネットワーク会長の中村一徳先生にお話頂きました。

・不妊治療の現場の実情

・排卵、受精、着床などの仕組み

・東洋医学でもアプローチ方法

・医療連携の必要性

・危険な鍼灸院の見分け方

などです。

不妊治療に対して東洋医学的なアプローチは有効で、実績もありますが、誰に、どのような治療を受けるかが非常に重要かと思われます。

そして、産婦人科との連携は必要不可欠であると考えます。

 

身体所見法

医師、薬剤師であり、統合医療の推進をされている織田聡先生にお話頂きました。

・医療連携のメリット、デメリット

・2025年問題について

・地域における医療連携

・危険な頭痛、めまい、肩コリなど

 

特に、地域における医療連携のお話が印象的でした。

2014年の国民医療費は39兆円を超えました。6年連続での最高額の更新です。

そして、ますます高齢者が増え、医療費の伸びが予想されています。

 

医療費が増え、医師が足りなくなり、満足な治療が受けられなくなる未来。

 

こうならない為に、地域の医療資源を最大限に活用する必要があります。

病院には、毎日病院に来るまでもない患者さんが沢山訪れています。

・軽い風邪

・慢性疾患

・不定愁訴

などなど。

こんな患者さんに対して病院では

・保険診療の枠内で、場当たり的な治療を行い、帰って頂く。

・治らない、満足しないのでまた来院する。

・無駄な治療が増えると同時に、治療が必要な患者さんへの手が回らない

といった悪循環が広がっています。

そこで、織田先生たちが提案されているのは、

・地域における医療資源である、鍼灸師などを活用する。

・保険診療の病院から自費診療の鍼灸院へ紹介できるシステムを構築する。

・鍼灸院で診て、気になる患者を病院に紹介するシステムを作る。

といったものです。

患者さんの負担額は少し増えますが、国全体の医療費の削減、治療における満足度は格段に上がるのではないでしょうか?

その為には、鍼灸師や東洋医学の知識がない医師への啓蒙活動や、我々鍼灸師が、西洋医学についてもっと深く学び、医師とのコミュニケーションを深める必要があります。

私も、地域医療の一翼を担う者として、もっと勉強の必要があると感じた講演会でした。

 

今回の全国大会は、地方都市である岐阜での開催、台風の影響などで、参加者が少なかったのですが、私個人としては、様々な学びと共に、久しぶりに会う先輩や恩師とお会い出来る機会があり、満足できました。

 

来年は神奈川・横浜での開催です。

学びも楽しみですが、懇親会は遊覧船を貸し切ってのクルーズだそうで、そちらも非常に楽しみです(笑)

 

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事前にご連絡の上、お越しください。

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