原因がわからない?
先ほど来院した高校生男子。
「先週電車に乗っていて目が冷めたら足が痛くなっていました」
とのこと。
「虫でも踏んで恨まれたんじゃない?」
なんて冗談を言いながら足を見てみると第五中足骨の基底部に叩打痛と圧痛がありました。
この部位は剥離骨折の起こりやすい場所でもあるので慎重に触診をしていくと外踝(外くるぶし)の外側からふくらはぎの外側に緊張が見られました。
テニス部所属なので、サイドステップで踏ん張った時に、腓骨筋に引っ張られて痛めたのかな?
まれにIselin病といって成長に伴う短腓骨筋の骨端痛(オスグットシュラッター病のような病気)もありますが…。
グラストンテクニックを使って腓骨筋の筋膜をリリースしていきました。
終わって立ってもらうと
「痛くない」
とのことでした。念のためにテーピングをして診察終了。
原因ははっきりしませんでしたがこういうことは良くある事です。
「教科書は患者さんのカラダにある」
と良く言われたものですが、見て、触って、自分の経験で違和感のあるところを治療する。
単純なようですが、実は一番効果的な治療方法なのです。
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