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鍼の種類は多種多用
はじめの一歩通信vol.26〜鍼の種類と特徴〜
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鍼灸院で使用する針ですがどんなイメージをお持ちでしょうか?
一般的には注射や縫い針のように「刺す」針をイメージされている方がほとんどかと思います。
鍼にも様々な種類があり、それぞれの体質に合わせた手技があります。
豪鍼(ごうしん)
一般的な皮下に刺す鍼です。日本式の鍼は「鍼管」という管の中に入っていて、この管を使うことで施入時の痛みが緩和されます。髪の毛の細さ位の非常に細い鍼を主に使っています。
ただ刺すだけでなく、皮膚の上で高速回旋をさせたり、針先で皮膚を撫でたり、多様な使い方があります。
鍉鍼(ていしん)
金、銀、チタン、銅など、様々な種類の金属でできた皮膚に刺さない鍼です。
皮膚表面にそっと当てると金属と皮膚の電位差でピリッという感覚が起きる事もあります。
刺激に敏感な方や、小児、四肢への刺激によく使用します。
擦過鍼(さっかしん)
ヘラのような形をしており、皮膚表面をやさしく撫でる鍼です。
ある一定の方法で刺激をすると、脳内血流が増加し、認知機能の改善やストレス緩和、自律神経の安定などに働きかけます。
刺絡鍼(しらくしん)
カラダの瘀血(おけつ)を取る鍼です。
皮膚から微小な出血をさせ、血の滞りを改善します。
皮内鍼・粒鍼(ひないしん)
1mm以下の短い鍼や、小さな粒をテープで貼り付けて使います。
治療効果を長続きさせたり、運動時に使います。
熱鍼(ねっしん)
熱を入れた鍼で皮膚表面をチョンっと刺激をします。
カラダの熱を抜く時に使います。
他にも鍼と電気、鍼と光線、鍼とお灸などを組み合わせたり、鍼以外の物理療法機器を使い、傷めたカラダ、病んだカラダをなんとか正常な方向に導こうと日々奮闘しています。
「今はどんな治療をしているのですか?」お気軽に声をかけてください。
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