リオ五輪が閉幕しました。
日本は、12個の金メダルを含む41個のメダル獲得の大活躍でした!
お疲れ様でした。そして感動をありがとう。
今回のオリンピックでは、競技とは別に、私達の業界で盛り上がった話題がありました。
リオオリンピックでも、5個の金メダルを獲得した、競泳界のスーパースター・マイケル・フェルプスについてです。
新聞でも記事になりましたが、彼の体を見て「ん??」と思った方も少なくはないはず。
肩や背中に赤黒い丸いアザが…。
- キスマーク
- 殴られた
- タコに吸い付かれた(笑)…。
これが様々な憶測を呼び、「ドーピングではないか?」と問題にもなりました。
もちろん、そんな事はあるはずもなく、カッピング(吸玉療法)という治療によるものでした。
(下記リンクを参考にしてください)。
カッピングの歴史は古く、ある説によれば、5000年前から行われてきたともいいます。
鍼灸院でも、鍼やお灸に加えて行う頻度の高い治療方法です。
カップの中の空気を吸引器具などで吸い上げ、真空状態にすることで皮膚が持ち上がります。
皮膚が持ち上げられ、血管が一時的に強く収縮することで、深部の滞った血液が皮膚表面に持ち上げられます。
そして、血液循環が良くなると共に、筋肉痛などの際に溜まる乳酸や老廃物なども代謝して流してしまおうという治療方法です。
筋肉をよく使うスポーツ選手の体との相性が非常によく、世界中のアスリートに愛されている治療方法です。
今回、マイケル・フェルプスが自身の治療方法を公表した事により、吸玉器具の売上や問い合わせがグンッと伸びている様です。
すごい影響力です。
影響力のある人が発する情報により、飛びつく人は多いのですが、中途半端な知識で行ってしまい、効果が出ないだけならまだしも、事故が起きることもよくあります。
興味のある方は、正しい知識を身につけてから行って欲しいと思います。
何にしろ、このような形で東洋医学、手技療法が広まるのは嬉しいです。
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