昨日は、栄養学の研修会に参加してきました。
講師は名古屋女子大学家政学部教授の「片山直美先生」でした。
食の立場から、幅広い活動をされていて、著書もたくさん出版されています。
今回は、私たち鍼灸師に向けて、「患者指導における栄養学」といったテーマでお話頂きました。
「医食同源」との言葉もありますが、昔は食医. 疾医(内科医). 傷医(外科医). 獣医と分類されていて、食を司る医師が一番偉かったそうです。
「食べる事は生きる事」と片山先生もおっしゃっていましたが、私たちの体は普段の食事でできています。
健康な体や精神は普段の食事で作られています。
病気になってしまったらお薬や治療も必要な時がありますが、病気の予防や治療においても何をどう食べるのかが重要となります。
今回先生には
- 発酵食品
- 動物性タンパク質
- 水分補給
- がん予防の食材
- 精神安定の食事
- 糖質について
- アルツハイマー予防の食事
- ライフステージにあわせた栄養学
- 朝ごはんの必要性
- 骨粗鬆症の食事
などなどたくさんのお話を頂きました。
細かいお話はたくさんありますが、分かりやすく、簡単に栄養学に基づいた食事を実践したいと思われる方は
レインボーカラーを意識する
食材には様々な「色」があります。普段の食卓を見直し、赤青黄緑紫白黒などのレインボーカラーの食材が使われているかチェックするとバランスの良い食卓になるそうです。
早寝早起き朝ごはん
人には概日リズム(サーカディアンリズム)があり、一日のホルモンや自律神経のリズムがあります。
それに逆らって生きている私達ですが、できるだけ合わせられるように夜は11時までに就寝6時頃起床、そして朝ごはんをしっかりと食べて一日をスタートさせるというお話でした。
ちなみに私は9時就寝4時起床を心がけています。
まごはやさしい
巷でよく耳にする食事の基本です。
ま:豆類(納豆・小豆・黒豆・大豆製品など)
ご:ごま(ごま・くるみ・栗・ぎんなん・アーモンドなど種子類)
わ:わかめ(わかめ・ひじき・のり・昆布など海藻類)
や:野菜(緑黄色野菜・淡色野菜・根菜類など)
さ:魚(あじ・いわし・さば・鮭・まぐろなど魚類・貝類)
し:しいたけ(しいたけ、えのき、なめこなどきのこ類)
い:いも(さつまいも、じゃがいも、こんにゃくなどイモ類)
よ:ヨーグルト(ヨーグルト・しょうゆ・みそ、漬物など発酵食品)
これらの食材を意識して摂るようにしましょう。
昨今の健康ブームで、バナナが良いと聞けばバナナ、生姜が良いと聞けば生姜がスーパーから無くなります。
健康な食生活は一つの食材で実現するものでなく、バランスよく、タイミング良く、そして自分の生活に合わせてストレス無く食べることが王道だと思います。
みなさんの食生活はいかがですか?
片山先生にご紹介頂いた参考書籍です。一緒に勉強しましょう!
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