腰部・臀部の症状

椎間関節性腰痛

椎間関節性腰痛

椎間関節部の障害による痛みです

症状と原因

腰には5つの「椎骨」と呼ばれる骨があり、これらが積み木のように積み重

脊椎の構造
脊椎の構造

なって腰を支えています。椎間関節性腰痛は、この関節に何らかの負担がかかり、捻挫や変性といった障害を起こす症状です。腰だけでなく、臀部や太ももにまで痛みを感じる事があります。

  • 急性の場合→いわゆる「ギックリ腰」関節が引き延ばされたり、捻られたりして障害を起こしている状態です。
  • 慢性の場合→日常の不良姿勢や運動不足により、徐々に関節に疲労が溜まり、動かなくなったり、変性を起こしているのが原因です。

診断と治療

椎間関節は、背骨の後方を支える関節なので、この関節に負荷をかけるような動き(後屈・斜め後ろに曲げる)で痛みが強くなります。特に腰椎5番~仙骨部に痛みが出やすいのが特徴です。

脊椎の検査
脊椎の検査

通常、画像(レントゲン・MRI)検査では問題なしと言われることが多いです。

治療は、動かなくなっている椎間関節に動きをつけ、循環をよくする事が大切です。

通常は、徐々に痛みが治まっていく症状ですが、下肢の痺れやどんな体勢でも痛みが変わらない時は、早期の受診をお勧めします。

椎間関節性腰痛の症例(52歳会社員)

数年前から朝、布団から起き上がる時に腰に違和感を感じていた。洗顔の時は腰が抜けそうなに感じることもしばしばあった。徐々にひどくなっている様なので心配で来院した。

デスクワークが多く、運動不足の状態で、ここ数年で体重も5Kg増えていたようです。腰の前方への反りが強く、常に腰の関節に負担をかけ続けていたものと思われます。動きの悪くなっている腰椎を動かす整体治療を行い、関節部の循環を良くする鍼灸治療を行いました。「姿勢改善」が大事な疾患ですので、ストレッチと、体幹トレーニングを継続中で、調子もいとの事です。

このタイプの腰痛は、姿勢の悪さが原因のことが多いようです。普段のトレーニングが大切ですね!

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