今年も名張の秋祭りが晴天の元、行われました。
いつもは外から眺めているだけのお祭りでしたが、今年はご縁があって、お神輿を担がせて頂けることになりました。しかも、本社の神様の乗ったお神輿です。
名張には沢山の神社があり、神様が祭られていますがその神様達が自分たちの治めている町、村がどうなっているのかを見て回るのがお神輿だそうです。
一鍼灸院のすぐ近くには、宇流冨志禰神社(うるふしねじんじゃ)という名張全域を守っている神社があります。
この秋祭りの時期には、名張の旧町を横切って、お旅所と呼ばれる愛宕神社へ神様が出かけられるそうです。
そして、1週間お旅所に籠った神様が、秋祭りの日に街々を見て回って再び宇流冨志禰神社に帰ってくるというのが一連の行事だそうです。
その中で、神社を清める神事や、神様を迎えたり、楽しんでもらう獅子舞や神楽などがあり、神様と共に一般市民もお酒や料理、様々なイベントで楽しむ日がお祭りです。
私も、実際にお神輿を担がせてもらって、行事に参加するまでは、お祭りの意味や、行事の内容などは知らない事が多かったのですが、今回は沢山の事を勉強させて頂きました。
さて、お神輿です。
私は、体力にも自信があり、「お神輿を担ぐくらい、へっちゃらだ!」と余裕をもっての参加でしたが、いざ担いでみると、重い事、重い事…。
神輿が右へ左へ揺れる度に、太い担ぎ棒が肩に食い込みます。
周りとの身長差もあるので、膝や腰で高さ調整をしながら、担いでいると、不安定になり余計に重さが感じられました。
肩で担ごうとしないで、体幹を固めて、肩への重力が膝に抜けるように工夫をしてみたり、担ぎ棒の乗せ方、足の運び方、声の出し方など、様々なカラダの使い方を意識してみると、以外と楽に担げるようになりました。
毎回、休憩の度にふるまわれるお酒で勢いをつけて、2日間の神輿担ぎを無事に終える事ができました。
お祭りも昔は勢いがあったそうですが、最近では若い人のお祭り離れが進み、担ぎ手も足りなくなり、近大高専の学生さんにお手伝いで来て貰わないと成り立たない状況の様です。
自分たちの町のお祭りが、自分たちの手で行えるよう、啓蒙活動に励みたいと思います。
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